三根梓、銀幕デビュー作公開に感涙「一生忘れない」
2012年6月9日 11:08

[映画.com ニュース] 新人女優・三根梓の銀幕デビュー作「シグナル 月曜日のルカ」が6月9日、全国48スクリーンで公開。西島隆弘(「AAA」)、高良健吾、白石隼也、谷口正晃監督とともに東京・新宿ピカデリーで舞台挨拶に立った三根は、満員の客席を見わたし「何度NGを出してもあきれることなく、見放すことなく、温かく見守ってくださった監督、スタッフ、共演者の皆さまがいてくれたおかげで、素敵な映画が完成しました」と声を詰まらせながら感謝した。
メガホンをとった谷口監督が、初めて三根と顔を合わせたのが昨年6月21日。撮影を経て、1年越しの公開に「いやあ、本当に感無量です。小手先の演技ではなく、愚直に演じれば必ず伝わると思ったし、みんなそれに応えてくれた。三根さんも最後まで逃げずにやってくれた」と称えた。
関口尚の人気小説が原作の今作は、古めかしい映画館「銀映館」が舞台。ある事件をきっかけに映画館から一歩も出られなくなった美人映写技師のルカ(三根)と、支配人から「月曜日はルカをそっとしておく」「ルカとの恋愛は禁止」「ルカの過去について質問してはいけない」という3つの条件を守る約束で雇われた、アルバイトの大学生・恵介(西島)のひと夏の恋を描く。
西島は、「恵介の相手役が三根さんでよかった。本当に女優デビュー、おめでとうございます」とニッコリ。高良も、「本当におめでとう。三根さんとお芝居ができて良かったです」と祝福した。公開までに1000以上の媒体に登場し、プロモーション活動を乗り切った三根は「私は、今日のことを絶対に一生忘れません。ルカが勇気をもって一歩踏み出したように、私も一歩ずつ前進していきたいと思います」と誓った。
なお、配給のショウゲートによれば、今作の台湾での公開が決定したという。
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