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ロバート・ハリス、旅の楽しみ方を熱く指南「自分探しの旅はダメ」

2012年6月2日 22:45

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トークショーに出席したロバート・ハリス
トークショーに出席したロバート・ハリス

[映画.com ニュース] 「アンダーグラウンド」のミキ・マノイロビッチ主演「さあ帰ろう、ペダルをこいで」(公開中)のトークイベントが6月2日、東京・シネマート新宿で行われ、作家のロバート・ハリスが出席した。世界の様々な国を旅した経験があり、著作も多いハリス。主人公の心の変化に着目し、「旅をするうちに目が(自分の)内面から外に向かっていきましたよね。そこからすごく変わって、(成長して)よくなっていったんじゃないかと思う」と見どころを、旅の魅力と共に語った。

本作は、事故で両親と記憶を失った主人公の青年アレックスが、再会した祖父と祖国を目指す自転車旅をしながら、家族の絆を取り戻していく姿を描くロードムービー。かつて祖父から手ほどきを受けたバックギャモンを再び教わりながら進んでいく道中、アレックスは自身の人生もたどっていくことになる。

高校卒業後、初めての旅に出発し、ロシアやヨーロッパ、中東、インドなどをめぐったというハリスは「その時はすごくハッピーで、すべてが発見。こんなに楽しいことはないなって思った。『一生旅して行くぞ』ってその時に決めたんです」と、若くして旅の魅力ハマッたことを明かした。

一方、“自分探し”と称した旅をすることについては、「ダメですね。『自分を探すんだ、探すんだ』という思いで旅に出る人が結構多いじゃないですか。でもそうすると、目が段々内に向いて行っちゃうんですよね。で、旅を本当に楽しめなくなってしまって。“自分探し”と言っても、(すでに)いるんです。旅を楽しんで、いろんな人とコミュニケーションを取って、景色を楽しんでいるうちに、自分っていうものが見えてくるんですよ」と持論を展開した。

さらに「“自分”ってないと思うんですよ。玉ねぎみたいにどんどん皮をむいていっても、なくなっちゃうと思うんです。人と接しているうちに生まれるのが自分だと思う。(旅を)楽しんで行くうちに、なんとなく“自分”というものの感触がつかめてくると思うので、それが1番いいと思う」と、コミュニケーションの重要性を語った。

また、旅先での危険についての話題になると、「目を見ているといいやつか悪いやつかはわかりますよね。なんとなく危険を察知する能力っていうのは、持っていたほうがいいと思うんですけど、でもなんとなく取り込んじゃえばいいんですよね。怖そうなやつも、『こっちの方がエネルギーがあるんだぞ』って(雰囲気を)出すと友だちになってくれるんですよね」と大胆な手法を指南。しかし、「いつもそうじゃないですよ(笑)。やばい人もいると思うんですけど」としっかり補足。お茶目な顔をのぞかせて笑いを誘った。

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