山田洋次監督、新藤監督逝去に悲痛「仰ぎ見る先輩いなくなった」
2012年5月30日 18:03

[映画.com ニュース] 山田洋次監督が5月30日、日本最高齢の映画監督である新藤兼人さんが100歳で死去したことを受け、東京・成城の東宝スタジオで会見した。最新作「東京家族」の会見直後に訃報を聞いたそうで、「ビックリしている。僕自身がいい年だから、新藤さんが元気でいてくださることは、とても大事でありがたかった。仰ぎ見る先輩がいなくなるのは本当にさびしい」と悲痛な表情で語った。
新藤監督と最後に会ったのは、6~7年前になるという。「地をはうようにして映画をつくられた方。製作上でつらい思いをされていたけれど、ヒットするしないを考えずに生涯、映画を撮り続けた人。僕なんかには想像できない苦しい思いをしてきたんじゃないだろうか」。印象に残る作品は、「初期の『縮図』。最新作『一枚のハガキ』は、新藤さんにしかできない映画。今までの常識を取っ払い、新藤さんの肉声がスクリーンから聞こえてくるような作品だった」と故人を偲んだ。
また、新藤監督と最も交流を持っていた40~50年前を振り返り「昔、シナリオの打ち合わせをしたとき、科学者のような態度で臨まれていて驚いたことがある。独特の創作術があったからこそ、全ての作品が水準以上の力をもっていたんじゃないか」。そして、「もう1本作ることになれば、素晴しいことだと念じていた。でも、それもできなくなっちゃいましたね」と肩を落とした。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

入国審査
【これめっちゃ面白かった】この2人、空港の入国審査で何時間も尋問される…一体なぜ? 衝撃の結末へ
提供:松竹

またピクサーが大傑作つくったんですか…
【大人がボロボロ泣く感動超大作】両親を失った主人公の再生。そのままの君が好きだよ。
提供:ディズニー

映画界を変える“究極の推し活”がある。
【革命的すぎてヤバい】大好きな俳優と映画を、まさかの方法でとことん応援できる!!
提供:フィリップ証券

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【超絶パワーアップ】マジ最高だった!! 究極のスリル、圧倒的な感動、限界突破の興奮!!!
提供:東宝東和

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】“命より大事な誰か”のためなら、自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー