エスピーオーとFOXホームエンタ業務提携
2012年5月18日 20:00
[映画.com ニュース] エスピーオーと20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパンは業務提携し、フォックスが製作する一部映画作品の劇場配給・興行およびパッケージリリースにおいて共同プロモーションを展開する。エスピーオーは直営館のシネマート新宿、同心斎橋を中心に国内での上映を、フォックスは作品提供と劇場公開後のパッケージリリースを担当する。
両社はこれまでに2作品(「ラブ&ドラッグ」昨年11月19日公開、「恋人たちのパレード」今年2月25日公開)を共同で手掛けており、その実績が今回の業務提携に発展した。この2作品は、国内では未公開となる可能性が高かったが、劇場公開することで映画ファンから好評を博した。
エスピーオーの野村武寛・映画事業室シネマート総支配人は、業務提携の狙いを「映画ファンに、映画館で映画を見てもらうこと」と力を込める。作品選定は、フォックスの数ある作品群の中から、エスピーオーが国内の配給・興行を希望する映画をピックアップし、フォックス側の判断を仰ぐ。結果的に、映画ファンが好むサーチライト作品が多くなる傾向がある。
劇場公開にあたり宣伝予算は限られ、テレビスポットを中心とした大型宣伝は難しい中で、「インシアター宣伝を強化する。さらに、2大シネコンがある新宿エリアで、シネマート新宿は地域密着を今まで以上に推し進める。飲食店など近隣店舗に声をかけて、新宿3丁目で映画の前後の時間を過ごしてもらえるような施策を検討中。料金施策も考えたい」と野村氏。
タイトルは両社の合議で決め、パッケージは劇場公開時と同じタイトルでリリースする。パッケージリリースは公開から1~2カ月後を想定し、通常のウインドウより短めに設定することで、劇場公開の勢いをパッケージリリースにつなげていく。
共同でプロモーションを行う作品は、現時点で4本が決定。年間では6本前後を手掛ける方針。興収目標は各作品で異なるが、全国で1000万円がひとつの目安になる。野村氏は「提携前の2作品を通じて、作品選定や宣伝手法のコツをつかんだ。やり方次第で、日本での興行が成功するはず。本数をこなして、経験値を積み上げたい」と意欲を燃やす。(文化通信)
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