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製作陣が明らかにした“外事警察”の裏側

2012年5月17日 14:10

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(左より)岩倉達哉プロデューサー、訓覇圭プロデューサー、 堀切園健太郎監督
(左より)岩倉達哉プロデューサー、訓覇圭プロデューサー、 堀切園健太郎監督

[映画.com ニュース] 国際テロを未然に防ぐために組織された警視庁公安部外事課、通称“外事警察”の姿を徹底的なリアリズムで描いた「外事警察 その男に騙されるな」のスペシャルトークショーが5月16日、都内で行われ、堀切園健太郎監督とプロデューサーの訓覇圭氏、岩倉達哉氏が出席した。

ハゲタカ」のプロデュースでも知られる訓覇氏は、「『24』じゃないですが、日本で同じようなものを作ったらどうなんだろう? と、今までに全然知らなかった(外事警察という)ものをやりました。おかげで怖い世界を知ることになるんですが」と、09年にスタートしたドラマ版の起ち上げを振り返った。映画版から参加した岩倉氏は、「たまたま第1話の脚本を読む機会があり、今までにないくらい面白かった」と語り、「(放送された映像を観て)これは映画にスケールアップしていけるものだと確信した」と、映画化への経緯を明かした。

「外事警察」の見どころのひとつは、一般の人間を“協力者”として外事警察側に取り込みスパイ活動をさせるという捜査方法。映画版では渡部篤郎真木よう子が演じているが、これは実際に行われていることだという。本作では元外事警察官が実際に監修にかかわっており、「(協力者を落とすための)マニュアルがあると聞いて怖くなった」(堀切園監督)、「本当に皆さん“偽名”なんですね。“品川区では○○という名前で職業は○○で”と、場所ごとに名前を決めていらっしゃる」(訓覇氏)という。

堀切園監督は、「外事警察官と協力者の関係に非常に興味を持った」そうで、「『自分の家族よりも大事だ』と彼らは言い切るんです。“信じる”ってなんだろうと考えました」と根底に流れるテーマに触れる。さらに、脚本作成時に見舞われた東日本大震災を振り返りながら、「こういう時にフィクションの世界をやっている場合なのかと悩みましたが、そういうときでも(外事警察の人間は本来の職務で)動いていたんですね。それを知って、悩みをのみ込むことで前に進んでいこうと頑張ってみました」と思いを語った。観客からの「続編は?」の問いには、「しばらく考える余裕がない」と苦笑いだったが、「チャンスがあればぜひやらせていただきたい」と意欲を見せた。

外事警察 その男に騙されるな」は6月2日から全国で公開。

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