シノマリ声優初挑戦のアニメ映画「紙兎ロペ」、続編にも意欲
2012年5月12日 17:29

[映画.com ニュース] AKB48の篠田麻里子が声優に初挑戦した「映画「紙兎ロペ」 つか、夏休みラスイチってマジっすか!?」が5月12日、全国57スクリーンで公開された。全国のTOHOシネマズで、幕間に上映されていたショートアニメ。DVDが2作で3万本をセールスし、YouTubeの再生は300万回を突破する人気で、長編映画への“昇格”が決まった。
篠田は、共演のバカリズム、ふかわりょうらと東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで舞台挨拶。主人公の1人、アキラ先輩の姉という役どころで「けっこうズバズバとものを言うので、自分のキャラクターに合う感じでした」とアフレコを振り返った。そのはまりっぷりに、青池良輔監督も「厳しい言い方をするので、本当に怒っているのかなと思った」ほどだ。
一方のバカリズムとふかわは、篠田とのアフレコを楽しみにしていたが、別々の収録だったそうで「篠田さんのしゃべり方風のおっさんが相手だった」と不満げ。その相手役はロペとアキラ先輩の声を務める内山勇士監督で、バカリズムは「想像力を膨らませるのが大変だった」、ふかわは「まあコントの乗りで、自由にやらせてもらった」と振り返った。
さらに出演者の間では、長編第2作を期待する声が続出し、青池監督は「次が見たいと言われれば」とまんざらでもない表情。篠田は「もともとのファンの方が、短編より長編映画の方が良かったと思ってもらえたらうれしい」と客席に問いかけ、万雷の拍手が巻き起こると、満足げな笑顔を浮かべていた。
「紙兎ロペ」は、「ALWAYS」シリーズなどの製作会社ROBOTとTOHOシネマズが共同で手がける「GIFT MOVIE PROJECT」の第1弾。新作エピソード15本などを収録したDVDのサードシーズンもこの日、発売された。
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