前代未聞!「貞子3D」ラスト12分をカットして試写会開催
2012年4月23日 21:40

[映画.com ニュース] 映画「貞子3D」のスペシャル試写会が4月23日、都内の劇場で行われ、上映後にサプライズで行われた舞台挨拶に主演の石原さとみ、瀬戸康史、山本裕典、田山涼成、英勉監督、そして貞子が登壇した。
鈴木光司の人気小説を原作に「リング」シリーズとして一世を風びし、貞子を“ホラー界の女神”へと押し上げたホラー作品を基にした新たなストーリーが、3Dで展開。ある動画を見た人々が次々と奇怪な死を遂げるという事件に端を発し、恐るべき呪い、その鍵を握る“貞子”の正体が明らかになっていく。
過去のドラマシリーズで木村多江が演じたのをはじめ、様々な女優が貞子に扮してきた。今回、その正体や衝撃のラストを5月12日の劇場公開まで封印するため、この日のスペシャル試写会ではラスト12分で上映が打ち切られるという異例の措置が取られた。
その後、石原らキャスト陣が登壇すると客席は大歓声に包まれた。ホラー初挑戦となった石原は「すっごい叫びました! 現場でもアフレコでも叫んで、のどのケアが大変でした」と述懐。また「陰湿なジメっとしたホラーを想像していたので、こんなに爽快感のあるアクションがあるとは思わなかった」と語るなど、作品のテイストとは対照的に明るい雰囲気の現場を楽しんだ様子だ。
瀬戸は「僕は霊感があるので、みなさんとはまた違うリアリティを感じていました」と告白。実際の撮影に入る前の実体験として「過去のシリーズを見ていたら、貞子のお母さんが髪をすくシーンでDVDが止まったんですよ」と明かし、英監督や石原を怖がらせていた。山本は貞子の復活を目論む謎の男を演じているが「セリフも少ないしエキセントリックで、貞子を復活させようとする男の気持ちなんてよく分かんなかったので、GACKTっぽくやってみました。“山本GACKT”みたいな感じです(笑)」と役作りのモデルを明かした。
ゲストとして、長い髪に白い装束の貞子が登場すると客席からは悲鳴が。コミュニケーションが取れるという英監督を“通訳”に、キャスト陣との質疑応答が試みられた。石原の「おいくつですか?」という問いには「享年17。ざっくり高2」と英監督を介して返答。さらに「過去のシリーズは呪いのビデオだったのに、今回は呪いの動画ですけど……」という瀬戸の疑問に、「ビデオテープ、いま売っていない。IT革命」と返すなど、リップサービス満点で恐怖から一転、会場を笑いに包んだ。
「貞子3D」は5月12日から全国で公開。
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