「ジョン・カーター」主演テイラー・キッチュ、見事な肉体美は「すべてCGさ(笑)」
2012年4月2日 13:25
[映画.com ニュース] ウォルト・ディズニー生誕110周年記念超大作「ジョン・カーター」の来日記者会見が4月2日、都内で行われ、来日中のテイラー・キッチュ、リン・コリンズ、アンドリュー・スタントン監督が出席した。
ディズニー大作の主演を務めたキッチュは「まさかディズニーファミリーの一員になれるなんて予期していなかった。僕自身にとって大きな挑戦だったが、素晴しいスタッフと仕事することで家族になれたし、光栄な体験だった」と述懐。劇中では見事な肉体美を披露しており「ほめてくれてありがとう。あれはすべてCGさ(笑)」とジョークを飛ばした。
日本ではもう1本の主演作「バトルシップ」との同日公開。「こんな機会は一生に一度あるかないか。だから状況を楽しんでいるよ。もちろん出演する作品の規模は気にしないし、毎回、作品作りを楽しみたい」と自然体だ。共演するコリンズも「ディズニープリンセスの仲間入りができるなんて」と喜びを爆発させた。
映画は滅びゆく惑星バルスームに迷い込んだ地球人・カーター(キッチュ)が、王女デジャー(コリンズ)と恋に落ち、惑星を救うための戦いに身を投じる姿を描くスペクタクル大作。「スター・ウォーズ」「アバター」に多大な影響を与えた伝説的SF小説の完全映画化した。
ピクサーで数々の名作に携わり、今回実写に初挑戦したスタントン監督は、子どもの頃から原作の大ファンだといい「いつか映画として見てみたいという念願を、自分の手にかなえることができるなんて」と感慨深げ。映画作りに必要なものは「情熱だね。今回に関しては30年分の情熱がつまっている」といい、「プレッシャー? もちろんあったよ。でもそれは、原作の大ファンである自分に対してなんだ。長年、思い描いた世界を表現できるのか? ファンとして失望したくなかったからね」と実写化に自信をのぞかせた。会見にはウォルト・ディズニーと同じ12月5日生まれの演歌歌手・小林幸子が駆けつけた。
「ジョン・カーター」は、4月13日から全国公開。