「EXILE」AKIRA、正面から挑んだ主演作「ワーキング・ホリデー」に込める思い
2012年4月1日 11:30
[映画.com ニュース] 元ヤンキーでホストの父と、小学生でしっかり者の息子の間に結ばれていく絆を描くコメディ「ワーキング・ホリデー」が、第4回沖縄国際映画祭の長編プログラムPeace部門で公式上映された。親子を演じるのは、「EXILE 」のメンバーで俳優としての期待値も高いAKIRAと、11歳の子役ながらすでに数多くのキャリアを持つ林遼威くん。劇中で絶妙な親子ぶりを見せた2人と、脇を盛り上げたキャスト陣の「ガレッジセール」のゴリ、ほんこん、ちすん、逢沢りなに話を聞いた。
物語は、主人公・大和(AKIRA)の目の前に、「はじめまして、お父さん」と進(遼威くん)が現れる場面から始まる。初めて知る息子の存在に驚く大和と、だらしない父に失望する進。しかし徐々に互いの存在を認め合い、いつしか親子の絆を自覚し始める。
実生活では未経験の父親という役について、AKIRAは“縦”ではなく“横”の関係を意識したと明かす。「親であり、同士。友だちのようでライバルのような空気感を意識しました」。その言葉通り、本作で描かれる親子関係は、互いを同じ目線で見ているのが伝わってくるやり取りが多い。そして「僕は俳優としてまだまだなんです。初心を忘れないで、遼威くんと一から共に作っていこうという気持ちもありました」と明かす。
そんなAKIRAのそばで、しっかりと存在感のある演技を見せた遼威くんは「いろんな顔をAKIRAさんは演じていました。やっぱりスゴイ」と尊敬の眼差(まなざ)し。AKIRAのホスト役も強いインパクトを放つ。共演シーンが多かったゴリは「身長はあるし、男らしい。でも笑ったらかわいい(笑)。どんな女の子でも何100万円も貢いじゃいますよ」。今回初対面だったというほんこんも、「芸能人もある種サービス業だから、重なる部分もあるんじゃないですかね」と役を分析する。
息子に会ったことで気持ちを変化させていく大和は、転職を決意する。仕事を変えることについて、女優陣は自らの姿を重ねて語る。芯の強い女性を演じたちすんは「もし転職するとしたら、撮影をする側のスタッフになってみたい。特に照明さんとか、職人肌を感じるので」。進を心配する優しい女性を演じた逢沢は、「幼い頃から夢だった、イルカの調教師になりたい。でも調教するのを辛く感じてしまうほど、イルカのことを好きになってしまったので、研究をしたいかな」と目を輝かす。
最後にAKIRAは作品への思い、今後の展望を力強く述べた。「作品から自分たちなりのメッセージを届けられたらうれしいです。それができる役者でありたい。これからも目の前のことに正面からぶつかって、役柄として生きることができたら素敵だなと思いますね。そのために、今の瞬間、瞬間を大切にしていきたいです」
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【本作は観るべきか、否か?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【私が“死ぬとき”を、見届けて】あなたならどうする――? 魂に効く珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー