WOWOWの単館系劇場応援プロジェクト「W座を探して」が始動
2012年3月29日 18:30

[映画.com ニュース] WOWOWシネマで放送中の映画番組「W座からの招待状」の新コーナー「W座を探して」の立ち上げを記念し3月29日、同番組のナビゲーターを務める放送作家・小山薫堂とイラストレーター・安西水丸が、東京・渋谷のシネマライズで発表イベントを行った。
「W座からの招待状」は、興行や流行に左右されない上質な映画を厳選して放送する映画番組。昨今の映画不況を受け、閉館に追い込まれつつある単館系劇場を応援する新企画「W座を探して」を立ち上げた。福岡の小倉昭和館、大分の別府ブルーバード、埼玉の深谷シネマなどを紹介し、全国の単館系劇場ネットワークの強化を図る。
小山は、「自分自身小さな劇場に足を運ぼうと思っても、つい目先な派手なものにいってしまう。テレビ局はだいたいマスの方にいって当たるものしか狙っていかないけれど、地域再生のためにも映画館には残っていってほしい」とテレビと映画の共存の道を探った。安西も、「旅先で書店や映画館をめぐるのも楽しみのひとつで、どんどん名画座などがなくなっていくのは非常に寂しい。最近は東京も地方も映画館が少なくなってきていて、これはテレビの責任でもあると思う。だからWOWOWというテレビ局が映画をサポートしていこうという意気込みはうれしい」とやりがいを感じていた。
2人は先日、小山の故郷である熊本・天草の老舗映画館である本渡第一映劇を訪れた。小山は、「ホラー映画を1人で見に来たお客さんが怖いからと支配人と一緒に見たりするような、本物の『ニューシネマパラダイス』みたいな映画館で、いつかあそこを舞台に作品を作ってみたい」とインスピレーションを得ていた。
「W座からの招待状」は、毎週日曜21時よりWOWOWシネマにて放送中。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ