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「天津」向清太朗はジャン=ピエール・ジュネ作品向き!?

2012年3月26日 20:20

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(左から)草野翔吾監督、清水尚弥、平愛梨風のポーズをとる向清太朗
(左から)草野翔吾監督、清水尚弥、平愛梨風のポーズをとる向清太朗

[映画.com ニュース] 女優の平愛梨が髪をばっさり切ってヒロインを演じた「からっぽ」が3月26日、沖縄・宜野湾で開催中の第4回沖縄国際映画祭で特別上映され、主演の清水尚弥と「天津」の向清太朗、メガホンをとった草野翔吾監督が舞台挨拶に出席した。

同作は、存在感がまったくないながらも、誰からも存在を意識されていないとき限定でテレポートする能力をもつ高校生・加藤小判が、帰る家のない女性シーナと出会ったことをきっかけに、奇妙な共同生活を始める。

ロケ地となった群馬・桐生出身の草野監督は、早稲田大学社会科学部在学中からNHK-BSの特番ドラマの監督を務めた実力派で、今作でも脚本を読んだ大杉漣三浦誠己山本浩司品川徹宮下順子らが出演を快諾したことでも知られている。「昔は『こんな街、いつか出てやる!』と思っていたが、出てみて初めて街並みの面白さに気づいた。映画で地元を盛り上げたいという思いを、いろんな人にプレゼンして作り上げることができました」。

主人公の叔父役として出演した向は、ヒロインの平の代理として登壇したが「こんなにハードルの高い代理があるかいな」とぼやき節。それでも、草野監督から「向さんが劇中、半裸に近いシーンがあるのですが、体系がジャン=ピエール・ジュネの映画に出てくるフランス人みたいなんですよ」と持ち上げられると、まんざらでもない様子だった。

清水扮する主人公の小判は、テレポートすると一糸まとわぬ姿になってしまうという設定。そのため、全裸のシーンが多かったといい「撮影初日も全裸だし、最後の日も全裸。最初は恥ずかしかったですが、羞恥心が消えてしまいました」と笑った。

第4回沖縄国際映画祭は、3月31日まで。

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