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小池栄子、石垣島ラー油が題材「ペンギン夫婦の作りかた」に主演

2012年3月9日 00:00

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「ペンギン夫婦の作りかた」に 主演の小池栄子とワン・チュアンイー
「ペンギン夫婦の作りかた」に 主演の小池栄子とワン・チュアンイー

[映画.com ニュース] 女優の小池栄子が、石垣島ラー油で“食べるラー油”を全国的な知名度に押し上げた夫婦の絆を描く映画「ペンギン夫婦の作りかた(仮題)」(平林克理監督)で主演を務めていることがわかった。

小池は、「八日目の蝉」での演技が高く評価され、第85回キネマ旬報ベスト・テンで助演女優賞を受賞。今回演じるのは、遠距離恋愛を経て国際結婚し、中国人の夫とともに石垣島に移住する松田歩美。帰化申請にまつわるエピソードを物語の軸に、石垣島ラー油の誕生秘話などを盛り込みながら笑いあり涙ありで描く。

映画の題材になっている石垣島ラー油は、同所で「辺銀(ペンギン)食堂」を経営する辺銀暁峰さん、愛理さん夫妻が開発した、具材を食べるタイプのラー油。2000年に行われたイベントで販売して以来、好評を博し、同店舗で作られるようになるが、現在は予約6カ月待ちの状態が続いている。

撮影を終えたばかりの小池は、「愛理さんのパワフルさに驚きました。夫婦の絆、世界のどこへ行っても生きていける愛の強さを感じました」と振り返る。ロケ地・石垣島もいたく気に入った様子で、「とても暖かく、きれいな景色も多く素敵な場所でした。地元の皆さんにも協力してもらい、感謝しています」とコメントを寄せた。

原案は、愛理さんが執筆した「ペンギン夫婦がつくった石垣島ラー油のはなし」(マガジンハウス刊)。石垣島に移住し、“本物の夫婦”という確証を得るために「那覇地方法務局石垣支局」へ向かうが、面接は容易ではなかった。この面接を通じて、2人の出会いから結婚に至るまで、おじい、おばあを巻き込みながらの奔走ぶりが明らかになっていく。

夫の暁江を演じるのは、台湾のワン・チュアンイー。ほか、深水元基、山城智二平良進吉田妙子が出演。

ペンギン夫婦の作りかた」は、今秋公開予定。

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