尾木ママ「あわてないで」橋下市長の“小中留年”に再提言
2012年3月1日 16:33

[映画.com ニュース]“尾木ママ”こと法政大学教授の尾木直樹氏が3月1日、長編アニメ「虹色ほたる 永遠の夏休み」の応援隊長に就任し、東京・港区の東京タワーホールでトークショーを行った。
原作は作家の川口雅幸が自身のホームページに連載後、人気投票サイトで上位にランクインし、出版に至った同名小説。父親を交通事故で亡くした小学6年生のユウタが、父との思い出の場所である山奥のダムを訪ねるが、突然の豪雨で足を滑らせ、意識を失ってしまう。目を覚ましたユウタの目の前に広がっていたのは、30年前、ダムに沈む以前の村だった……。
映画が描く自然にあふれた素朴な風景に「懐かしい夏休みの風景が広がっていて、どっぷりハマっちゃった。50年前の僕を思い出しちゃうの。僕もね、半ズボンにランニングで野原を走り回っていたのよ」と感慨深げ。現代の子どもたちは「携帯電話やネットとか、バーチャルな世界に依存している傾向がある」と分析し、「“本物”を体感するためにも、自然の中での冒険が必要ね。この映画がいい疑似体験になるわ。ぜひ親子で見てほしい」とアピールした。
本作を一番見てほしいのは「橋下市長ね」と即答。尾木氏は2月、新聞紙の連載記事で橋下徹・大阪市長の教育改革への助言として、小中学校での留年を提言していた。それでも「国際的に(義務教育での留年)は常識だけど、日本ではいじめなどデリケートな問題もあるので、『そんなにあわてないでよ』と言いたい」と再提言。「子どもの学力は、国の命運を左右する問題。課題は子ども主体にどんな学力を、どう上げるか」と熱弁し、「今は“脱ゆとり”で子どもたちもアタフタしていて、かわいそう。一緒に映画を見て考えましょう」と橋下市長に呼びかけた。
「虹色ほたる 永遠の夏休み」は5月19日から全国で公開。
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