沢尻エリカ「ヘルタースケルター」ポスター完成 蜷川監督が撮り下ろし
2012年2月19日 08:30
[映画.com ニュース] 沢尻エリカの約5年ぶりとなる主演映画「ヘルタースケルター」のポスターが完成し、ビジュアルが公開された。世界的なフォトグラファーとして活躍し、今作のメガホンをとる蜷川実花監督が撮り下ろし。「見たいものを、見せてあげる。」というキャッチコピーとともに、一糸まとわぬ姿でうつろな表情を浮かべる沢尻からは、今作にかける覚悟がにじみ出ている。
公開されたポスターは、沢尻演じるりりこの手に止まる青い蝶が印象的。この蝶は、蜷川監督が原作にはない映画のオリジナルとして、りりこの象徴として打ち出したものだ。色鮮やかな蝶は、蜷川監督が作り上げる“極彩色エンタテインメント”という、今作の世界観を凝縮した形になっている。
また、「見たいものを、見せてあげる。」というキャッチコピーは、劇中のりりこのセリフでもある。しっちゃかめっちゃか(ヘルタースケルター)に芸能界を駆け回るりりこ自身の強い個性と、あらゆる意味で観客に「見せてくれそう」な勢いを表現した。
原作は、熱狂的な人気を誇る岡崎京子の同名漫画。蜷川監督が映画化を熱望し、7年越しで実現させたことでも知られている。全身整形で究極の美ぼうを手に入れ、芸能界に君臨するトップモデル・りりこが主人公。誰にも言えない秘密を抱えながら人々の羨望の的となり、欲望渦巻く世界をひた走るが、ある事件を巻き起こしたことで物語は大きな分岐点を迎える。
「ヘルタースケルター」は、7月14日から全国で公開。