ゲイ差別発言のラトナー監督、ゲイ擁護団体PRビデオ制作で名誉挽回へ
2012年2月18日 18:26

[映画.com ニュース] ゲイ差別発言で批判を浴び、アカデミー賞授賞式プロデューサーの職を降板したブレット・ラトナー監督が、批判の先頭に立った同性愛者擁護団体と手を組み、啓蒙ビデオのプロデュースと監督を務めることになった。
ラトナー監督は昨年11月、アカデミー賞授賞式のリハーサルについて聞かれた際に「リハーサルなんてオカマのやることだ」と発言。各所から猛抗議を受け謝罪声明を発表したものの、授賞式の司会に決定していたエディ・マーフィとあわせて降板する事態にいたった経緯がある。
今回、ラトナーとともにビデオキャンペーンを行うのは、同性愛者擁護団体GLAAD(Gay & Lesbian Alliance Against Defamation: 中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟)。同団体の発表によれば、ビデオにはハリウッドセレブやアスリート、ミュージシャン、政治家が登場し、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)コミュニティ支持を表明してカミングアウトする内容になり、シリーズ化が予定されている。
ラトナー監督は、「GLAADとの共同作業を通して、自分も非常に勉強になりました。人間はみな平等であるということを啓蒙する手助けとなる重要なキャンペーンにかかわることができて、これほど喜ばしいことはありません」とのコメントを発表。今回のキャンペーンを通して、名誉挽回をはかりたい意向を明らかにした。
なお、同キャンペーンには、ラトナーの後任としてアカデミー賞授賞式プロデューサーに就任したブライアン・グレイザーや、ブライアン・シンガー監督もかかわることがわかっている。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント