「しあわせのパン」先行上映 大泉洋が北海道の魅力を熱く語る
2012年1月21日 13:36

[映画.com ニュース] オール北海道ロケで製作された原田知世、大泉洋主演の「しあわせのパン」(三島有紀子監督)の北海道先行公開が1月21日に始まり、札幌市内の劇場で原田、大泉が舞台挨拶を行った。
北海道・洞爺湖のほとりの小さな町・月浦が舞台。東京から移住し、宿泊設備を備えたオーベルジュ式のパンカフェ「マーニ」を営む夫婦と、店を訪れる人々の人生を自然豊かな四季の移ろいとともにあたたかい視点で描く。
北海道の好きなところを問われると、「意外かもしれないけど、澄んだ冷たい空気がいらないものをそぎ落としてくれる感じ」(三島監督)、「息を吸い込むと体が透明になるよう」(原田)と、ふたりとも冬ならではの空気に魅了されたと話す。
大泉は「限りなくあります! まずはスープカレー、ラーメンに回転ずしもレベルが高い」と北海道グルメを列挙。そして、「暖かい家を出た瞬間の気持ちよさ、東京と違って、いい意味であまり選択肢、情報量がないところ。あとはもう少し冬の除雪がうまくいってくれれば……(笑)」と地元北海道に拠点を置きながらも、全国区で活躍する大泉ならではの視点で、魅力を熱く語っていた。
また、この日の先行上映を記念し、ロケ地となった月浦で作られた雪だるまがサプライズでお披露目された。原田は「最初に北海道の皆さんに見てもらえてうれしい」と感無量の様子。大泉は「大規模に公開される作品ではありませんが、全国にバトンを渡していってもらう気持ちで、ゆっくり、長く見続けていただける映画になれば」とアピールした。
「しあわせのパン」は、1月28日から全国公開。
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