“ドーハ戦士”武田修宏「ウダイのファッションで勉強」
2012年1月7日 18:00

[映画.com ニュース] ウダイ・フセインの元影武者が記した、衝撃のノンフィクションを映画化した「デビルズ・ダブル ある影武者の物語」(リー・タマホリ監督)の公開に先がけ1月6日、東京・シネマート六本木でイベント試写会が行われ、ウダイと因縁深い“ドーハ戦士”武田修宏がトークショーに登場した。
93年のワールドカップ予選で、当時ウダイがサッカー協会会長を務めていたイラク代表を相手に“ドーハの悲劇”を経験した武田。自らがゴールドのウダイに扮した特注ポスターを見ると、「なかなかいい感じですね。いま初めて見ました。100点」とご満悦の様子だ。ドーハの悲劇については、「後にイラク代表選手と食事をしたときに、ハーフタイム中にウダイから選手たちへの苦言があったのは聞いています。イラクにとっては消化試合だったのに、(後半は)目の色が変わったんです」と振り返った。
イラクの独裁者だった故フセイン大統領の息子で、“悪魔”と言われたウダイ・フセインの狂気を、“影武者”の視点から描き出した同作については「面白かったです。現実に起こった話なんですよ。想像もできない世界が描かれている」とアピール。「ウダイのファッションがダンディで格好よくて、勉強させてもらいました」「(ドミニク・クーパーが)1人2役で、“光と影”を演じているのがすごい。バブルのころはポルシェを乗り回していたのに、(00年に移籍した)南米のパラグアイでは寂しくしていた自分の“天国と地獄”を思い出してしまいました」と武田らしいコメントも飛び出した。
ヒット祈願のゴールドの絵馬には、「健康」「貯金」「結婚」の3つを記入し、「今年で45歳ですからねえ……。もうロスタイムに入っていますから、早くゴールを決めたい」と抱負を語った。
「デビルズ・ダブル ある影武者の物語」は、1月13日より全国公開。
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