神木隆之介、ニノマエ役で劇場版「SPEC」に“復活”
2011年12月30日 05:00

[映画.com ニュース] 俳優の神木隆之介が、戸田恵梨香と加瀬亮のダブル主演作「SPEC 天」に、一十一(にのまえじゅういち)役として出演していることがわかった。連続ドラマでは命を落としている役どころだが、劇場版での“復活”に「とてもうれしかったです! ニノマエを再び演じることができて幸せです」とコメントを寄せている。
同作は、2010年10~12月にTBS系で放送された、連続ドラマ「SPEC 警視庁公安部公安五課未詳事件特別対策係事件簿」の映画化。未解決事件の捜査のために、公安部に設立された「未詳事件特別対策係(ミショウ)」の捜査員が、特殊能力(SPEC)をもつ犯人と対決する姿を描いたミステリー。
主演の戸田はIQ201の変人女刑事・当麻紗綾、加瀬は肉体派刑事の瀬文焚流を引き続き演じる。神木演じるニノマエは、ふたりに近づく謎の少年で、時を止めるSPECをもつ。発動した際には全員の動きが停止してしまう現象を引き起こすが、指を鳴らすことで能力の発動、解除が可能。当麻に対して激しい憎しみを抱いていたが、かつては当麻の弟として生きていたこともあった。
神木は、今夏に行われた撮影について「猛暑のなかでの撮影は大変でしたが、戸田さんや加瀬さんをはじめとする、キャストやスタッフの皆さんと再会することができてうれしかったです」と述懐。さらに、「ドラマの時よりさらにスピード感があり、確実に見ごたえのある作品になっています。ぜひ、多くの方々に見ていただきたいです!」とアピールしている。配給の東宝関係者によれば、「詳細は明かせませんが、全編を通じて非常に重要な役どころを演じている」という。
なお、栗山千明がCIRO(内閣情報調査室)特務班の一員で、大人の色香を漂わせる謎の帰国子女・青池里子に扮する。ほか、伊藤淳史が本人役、浅野ゆう子が物語のカギを握る、お金が大好きな中国人女性・マダム陽(ヤン)役として出演している。
「SPEC 天」は、4月7日から全国で公開。
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