ロバート、「キングオブコント」賞金の分け前をめぐり内紛勃発?
2011年12月27日 15:37
[映画.com ニュース] 9月に開催された「キングオブコント2011」で、悲願の優勝を果たしたお笑いトリオ「ロバート」(秋山竜次、山本博、馬場裕之)への賞金1000万円授与式が12月27日、都内で行われた。
史上最多3026組による激戦を勝ち抜き、頂点に立ったロバート。優勝後は仕事が増えたかと思いきや、秋山によれば「直接増えたのは3件で、名古屋の特番と『週末よしもと』の熊谷でのイベントとラジオのミニ番組だけ」。馬場も、「インタビューもよしもとの自社発行のニュース紙だけ」と明かすなど、優勝特需とはいかなかったようだ。だからこそ賞金の1000万円は貴重な収入だが、「3カ月経っても全くもらえないので、そろそろ弁護士を立てようかと思っていた」(秋山)そうで、今回の授与式にホッとした様子だった。
賞金の授与は、小切手を模したボードや目録などが手渡されるものだが、今回はジュラルミンケースに入った現金1000万円を直接手渡し。「銭形警備」というワッペンを付けた警備員がケースを運び入れ、フタを開けて本物の1000万円を見せると3人は喜びを爆発させた。
1000万円の取り分に関しては、ネタを考えた秋山が600万円の取り分を強硬に主張。「おれがネタ考えるために何100回、ルノアールに通ったと思っているんだ?」と一歩もゆずらない構えだ。馬場も「おれは400万」と要求するなど、収拾の気配なし。秋山が「ボケの回数で分ければ?」と提案すると、ツッコミ担当の山本は「それならおれはもう二度とツッコまない」と怒り心頭。トリオの解散をも匂わせるなど泥仕合を演じ、観客を前に金に汚い本性を露呈させた。
この日は、ロバートに次ぐ準優勝となったお笑いコンビ「2700」など、TBSで放送中のバラエティ「パワー☆プリン」に出演する若手芸人も登場。後輩たちを前に、「キングオブコント」で勝つ秘けつを「(練習の場となる)よしもと本社の会議室を早めに押さえること。あとは(予選が)始まってから、絆を深めるために一緒に飯に行ったりしました。そういうところで本音が出たりするので」(秋山)と持論を展開した。