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吉永小百合、強風&氷点下の利尻島に上陸!

2011年12月17日 05:00

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歓迎セレモニーに出席した(左から) 木村大作キャメラマン、吉永小百合、阪本順治監督
歓迎セレモニーに出席した(左から) 木村大作キャメラマン、吉永小百合、阪本順治監督

[映画.com ニュース] 女優の吉永小百合がこのほど、東映創立60周年記念大型プロジェクト「北のカナリアたち」の撮影で、北海道・利尻島入りした。吉永は、メガホンをとる阪本順治監督、木村大作キャメラマンとともに歓迎セレモニーに出席し、約150人の島民から大歓迎を受けた。

利尻島、礼文島が主要な舞台となるサスペンス巨編の今作は、湊の「往復書簡」(第二話「二十年後の宿題」)が原案。吉永は、離島の小学校で教師をしていた川島はるを演じる。最後の教え子となったのは、天使の歌声をもっていた6人の子どもたち。そのうちのひとりが崖から落下した事故で、夫を失ってしまう。20年後、教え子のひとりが事件を起こしたことを知り、はるはかつての教え子たちに会う旅に出発する。

両島での映画撮影は、今回が史上初。この時期の利尻島は最高気温が氷点下で、強風が吹き荒れるなど天候が30分おきにめまぐるしく変わる。日照時間も短く、午後3時には日が落ちてしまう過酷な環境だ。

吉永は、12月2日に札幌でクランクイン。市内、稚内で撮影を行い、いよいよ利尻島での撮影に突入する。札幌は想像以上の寒さだったようで、「これから行く島の人たちの生活に思いをはせることができました。厳しい寒さですけれど体調は万全なので、島での撮影が楽しみです」と意欲的。阪本監督は、「島の皆さまにはいろいろとご迷惑、ご負担をおかけしますが、お返しできるとすれば良い映画を作ることしかありません。頑張ります!」とコメントを寄せた。

吉永のほか、柴田恭兵仲村トオル里見浩太朗といったベテラン勢、森山未來満島ひかり勝地涼宮崎あおい小池栄子松田龍平といった若手演技派キャストが結集。また、物語のカギを握る“天使の歌声”をもつ子どもたちは、約2カ月におよぶオーディションを行い、全国約3100人のなかから6人の精鋭が選ばれている。

一行は利尻島での撮影を終えると、1月からは礼文島に移動。同月末に撮影第一期を終える予定。その後、初夏に撮影第二期がスタートする。

北のカナリアたち」は、2012年秋以降に全国で公開。

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