パク・ジョンボム監督、脱北者を描いたデビュー作上映に感激
2011年11月22日 19:46

[映画.com ニュース] 韓国映画「ムサン日記 白い犬」が11月22日、第12回東京フィルメックスのコンペティション部門で公式上映され、来日したパク・ジョンボム監督、ジン・ヨンウク、カン・ウンジン、ソ・ジンウォンが東京・有楽町朝日ホールで舞台挨拶に立った。監督と主演を兼ねたことから、“第2のヤン・イクチュン”と名高いジョンボム監督は、「東京で上映できてうれしいです。ずっと記憶に残りそう」と喜びを語った。
「シークレット・サンシャイン」のイ・チャンドン監督のもとで、助監督として経験を積んだジョンボム監督の長編デビュー作。故チョン・スンチョル氏の経験を題材に、脱北者の苦悩と孤独をリアルに映し出した。
北朝鮮の街ムサンは、国境越えを目指す脱北者が数多く訪れることで知られる。貧困、飢餓に苦しむムサン出身の青年スンチョルは、友人ギョンチョルとともに希望を抱いて韓国へ逃れる。しかし、初めて体験する資本主義社会での生活は厳しく、スンチョルは過酷な現実に直面する。
ジョンボム監督とともに登壇したウンジン、ジンウォンは笑顔をのぞかせながら、慣れない日本語で挨拶。ギョンチョル役を演じたヨンウクは、「映画が終わったころには私を憎らしく思うと思うけれど、映画は映画だと思って楽しんでください(笑)」とアピールした。
「ムサン日記 白い犬」は、2012年初夏に全国で公開予定。
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