山田孝之“新語”に興味津々「ロールキャベツ男子」に「黒一点」
2011年11月19日 15:51

[映画.com ニュース] 俳優の山田孝之が11月19日、東京・新宿バルト9で行われた主演作「指輪をはめたい」の初日舞台挨拶に、共演の小西真奈美、真木よう子、池脇千鶴、二階堂ふみ、メガホンをとった岩田ユキ監督とともに登壇した。
記憶を失った“三股男”の主人公・輝彦を演じた山田は「女性向きの映画に思われがちだが、男性が結婚するにあたって、何を大切にするのか考える姿は面白いし共感できる。宣伝中もずっと男性にアピールしてきた」。女性司会者が「輝彦は外側が草食で、内側は肉食。まるでロールキャベツ男子」と指摘すると、「ロールキャベツ男って(笑)。どんどん新しい言葉が出てくるんですね」と初耳の新語に興味津々だった。
頭を強打し、記憶を失った製薬会社の営業マン・輝彦(山田)の前に、まったくタイプの違う美女3人(小西、真木、池脇)が現れ、自分が恋人だと名乗り出る。見覚えのない婚約指輪を唯一の手がかりに、輝彦は恋人との記憶を取り戻そうとするが……。芥川賞作家・伊藤たかみの同名小説を、「檸檬のころ」の岩田監督が映画化し、全国26スクリーンで封切られた。
小西は才色兼備な会社の上司を演じ「実は内側に情熱をもった女性で、思い立ったら猪突猛進で感情を爆発させることも。そこが人間らしくてかわいい」。真木は明るい風俗嬢という役どころに「この機会を逃したら、もう二度とできない役だと思った。頭で考えても正解は出ないので、体当たりで演じた」と振り返る。家庭的な雰囲気をもつ“3人目”を演じる池脇は「とにかく輝彦さんが好きで好きでたまらない。その気持ちだけで生きている女性」と分析した。
物語のカギを握るフィギュアスケーターを演じる二階堂は、アイスリンクでの撮影がメインとあって「本当に寒くて、足の筋肉が硬直してしまった」と述懐。岩田監督にとっては、企画から公開までに4年を費やした作品だけに「いろんなものがすごい勢いで流行って、廃っていくなか、『格好つけたい』とか嫉妬心とか、人間の原始的な部分を描きたかった」と感激もひとしおだ。そんな女性5人に囲まれた舞台挨拶に、司会者は「今日は山田さん、黒(こく)一点ですね」。山田は目を丸くしながら、「その言葉も初めて聞きました」と再び“新語”に驚いていた。
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