ディカプリオ、イーストウッド監督作に出演するためギャラ9割カット
2011年11月4日 12:15
[映画.com ニュース] 米俳優レオナルド・ディカプリオが、クリント・イーストウッド監督の最新作「J・エドガー(原題)」に出演するため、出演料9割カットを申し出ていたことが明らかになった。
ハリウッド・レポーター紙の特集記事で明らかになったもので、関係者のコメントをもとに映画化までの苦労がつづられている。プロデューサーのブライアン・グレイザーが、アメリカ連邦捜査局(FBI)の初代長官として知られるジョン・エドガー・フーバーを題材とした映画を思いついたことから企画がスタート。「ミルク」でアカデミー賞脚本賞を受賞したダスティン・ランス・ブラックが脚本を執筆した。
しかし、グレイザーの製作会社イマジン・エンタテインメントが契約を結ぶユニバーサルが映画化を拒否したため、企画が宙に浮いてしまったという。その後、イーストウッド監督が興味を示したことで、ワーナー・ブラザースでの映画化が決定。しかし、3500万ドルというハリウッド映画としては低予算での製作を義務づけられた。そのため、2000万ドルを受け取るはずだったディカプリオは出演料を200万ドルにカットしたという。
「J・エドガー(原題)」は、2012年1月28日から日本で公開。