八千草薫、舞台降壇時に転倒も「大丈夫です」
2011年10月28日 15:05
[映画.com ニュース] 女優の八千草薫が10月28日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた日中友好40周年記念作品「明日に架ける愛」の舞台挨拶に出席。舞台挨拶終了後、ステージから降壇する際に転倒してしまうハプニングがあり「真っ暗で何も見えなくて。鼻を打ってしまった」。その後に行われた写真撮影と囲み取材には出席し「もう大丈夫です」と笑顔を見せていた。
八千草をはじめ、市井紗耶香、アレックス・ルー、香月秀之監督、ルーがフィーチャリング参加した主題歌を歌う倉木麻衣が登壇。日本と中国のファッション業界を舞台に、中国残留日本人孤児の祖母(八千草)を持つシングルマザー(市井)が、中国人男性(ルー)との国境、時代を超えた恋を通して成長する姿を描く。
市井は私生活でも2児の母親として、仕事と育児を両立させており「働きながら子どもを育てるのは大変だし、バランスが難しいので葛藤(かっとう)する日々。子どもから教わることも多いですし」と役柄に共感。共演のルーは、「参加できて心から喜んでいます。僕にとっては日本デビュー作。素晴らしい皆さんとご一緒できて、とても勉強になりました」と流ちょうな日本語で挨拶していた。
ヒロインの祖母を演じた八千草は「子どもを育てることは、命をつないでいくこと」という劇中のセリフが印象に残っているといい、「私自身に子どもはおりませんが、映画が描く子育ての大切さに心が熱くなりました」と感慨しきり。香月監督は「プロデューサーの小鹿(泰光)さんのお母様が中国残留日本人孤児で、中国の人に大切に育てられたと聞いた。やはり子育てというものは、民族も国境も越えるんだなと。この映画にもそんな思いを込めた」とアピールしていた。
「明日に架ける愛」は2012年3月31日から全国で公開。
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