田中麗奈“生霊”六条御息所役を生々しく熱演
2011年10月15日 16:42
同作は、高山由紀子の「源氏物語 悲しみの皇子」が原作。「物語の中の光源氏の世界」と「物語を書いた紫式部の世界」を織り交ぜ、その間を窪塚洋介扮する陰陽師・安倍清明が行き来するという、夢と現実が交錯する世界を描く。高山自身も脚本に参加し、「愛の流刑地」の鶴橋康夫監督が約4年ぶりにメガホンをとった。
田中扮する六条御息所は、教養も理性も兼ね備えた美女だが、年下の光源氏に恋をしたことで嫉妬(しっと)に狂い、生霊になって正妻・葵の上(多部未華子)や愛人・夕顔(芦名星)を殺してしまう役どころ。理性的であるがゆえに、感情の赴くままに突き動かされてしまう自らの姿に苦しむという難役だ。
この役を演じるに当たり、過去に製作された映画、漫画、原作などの資料を読み込んで役づくりに励んだという。なかでも林真理子の「六条御息所 源氏がたり」が参考になったそうで、「それらを体の中に取り入れる感じと、こんな風な女性に……という希望、それからただ苦しい恋をしてしまった女性のひとりというイメージで演じさせていただきました」と振り返る。
製作スタッフの高いプロ意識にも触発されたという。だからこそ、「たくさんの研究やアイデアを出されていたこと、そしてそれを自分が体感し、身にまとうことに興奮いたしました。メイク、衣装、すべて委ねました。そこに私も助けられ、今回の六条御息所ができたのだと本当に感謝しています」。
生霊役ということで、特殊なメイクをほどこし、獲物を絡め取るクモの巣をイメージした特注の衣装を着用。ワイヤーロープを用いても撮影にも挑んだといい、「メイクは生霊ということで、もちろんおぞましいのですが、アジアンテイストを取り入れたモード感が入っているところが新しいと思うし、個人的にも好きです」とコメントを寄せた。
今作では生田が光源氏、紫式部を中谷美紀、光源氏のモデルともいわれる時の権力者・藤原道長を東山紀之が演じている。さらに、真木よう子、多部、芦名らが光源氏と恋愛を繰り広げる姫君となり彩りを添える。
「源氏物語 千年の謎」は、12月10日から全国で公開。
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