三池監督、海老蔵の演技を絶賛「プライベートで何やってもいい」
2011年10月5日 21:15

[映画.com ニュース] 最新作「一命」の公開を控える三池崇史監督が主催するイベント「三池崇史 presents 大人だけの空間」が10月5日、東京・六本木のビルボードライブ東京で行われ、第5回ゲストとして同作で市川海老蔵と共演した満島ひかりが登場した。
三池監督が時代劇として初めて3D製作。滝口康彦が1958年に発表した「異聞浪人記」を原作に、病床の妻子を置いて家を出た浪人・津雲半四郎(海老蔵)が、自ら命を絶つまでを荘厳な世界観で描いた。三池監督は一連の騒動について「いろんなことがありまして(笑)……」。それでも「文字通り一命をかけた作品。日本映画の可能性を感じてもらえるはずだし、海老蔵に対するイメージも絶対変わるはず」と自信のアピール。さらに「これだけの芝居ができれば、プライベートで何やってもいい」と言い放ち、会場を沸かせた。
満島も共演した海老蔵を「とても純粋な方で、現場ではオンとオフの切り替えが一瞬でできる。こんな役者さんは初めて」と絶賛し、「見終わった後は感想がもてないほど純粋な作品。ぜひ本能で見てほしい」とPRしていた。
半四郎の娘・美穂をはかなげに好演する満島。三池監督から「幸薄そうで、夢とか希望といったものに逆行している女優さん。今、幸せなの?」と問われ、「はい、幸せです。おかげさまで」と即答。一方で「役者さんって好きじゃない。(自分が役者であることに)どこかで恥じている気持ちがある」と複雑な“女優心”を吐露した。
「映画史上こんな悲しい役はいない」(三池監督)というが、当の本人は「演じるっていう“形”がウソだから、本物が見えてくる。役者って面白いですね」とあっけらかん。それでも「映画の中で父や夫に思いを寄せると、本物の父や夫(映画監督の石井裕也)に申し訳なくなるんですよ。女優を恥じる気持ちは、そこから来るのかも」と告白した。
「一命」は10月15日から全国で公開。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
人生にぶっ刺さる一本
【すべての瞬間が魂に突き刺さる】どうしようもなく心が動き、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
あまりにも凄すぎた
【“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作】これはフィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ