深田恭子、“男性が好きな女性”像で不倫劇に挑戦
2011年10月3日 13:25
[映画.com ニュース] 深田恭子が、ベストセラー作家・東野圭吾の初の恋愛小説を映画化した「夜明けの街で」で、大人の恋愛劇に挑む。深田自身が持つ可憐なイメージの女性像とはひと味違う、影のあるミステリアスな魅力で、岸谷五朗演じる妻子ある主人公を翻ろうするという役どころだ。横浜を舞台にした大人の恋愛劇で、“深キョン”のイメージから脱皮した深田が、新たな一面を見せる。
建設会社のエリートサラリーマン渡部和也(岸谷)は、同じ部署で働く派遣社員の仲西秋葉(深田)とある夜の出来事をきっかけに恋仲になる。美しい妻とかわいい盛りの娘を持ち、これまで不倫など考えたこともなかった渡部だが、どこか暗い影を持つ秋葉を守ってやりたいという思いが募る。そして、秋葉が時効を目前に控えた15年前の殺人事件の容疑者として疑われていることを知り、残酷な恋におぼれていく……。原作は東野ならではのサスペンス要素も含みつつ、純粋なラブストーリーとして書かれた作品だ。
深田にとって東野作品への出演は、WOWOWでドラマ化された「幻夜」に続いて2作目となる。「東野さんの作品は、人間がちゃんと人間らしくて、演じるのが難しい役ばかりだと思う」と分析する。「幻夜」でも影のあるヒロインを演じたが、秋葉には、女性として感情移入しづらい違和感を覚え「『幻夜』の美冬という女性は、悪女なんですけどすごく好きだったんです。でも、秋葉は女性の好きな女性じゃなくて、男性が好きな女性の気がしたんです」と明かす。
「東野さんに今回お会いしたとき、『女性に嫌われそうな役なのに、演じてくださってありがとうございます』って言ってくださったんです。台本を読んだときの印象は間違ってなかったのかなって思って、ホッとしました。私のこのもやもやはそれだったのかな、何か共感しづらい部分があったのも、そこなのかもしれないなと思いました」
公開中の映画「セカンドバージン」では、夫に不倫される妻を演じたが、本作では反対に、不倫をする立場となった。深田自身は、妻子ある男性との恋愛は「一人でも悲しい顔をする人が増えてほしくない」と、きっぱり反対の姿勢。しかし、フィクションとして特殊な事情を持った秋葉、そして秋葉を支える渡部との秘めた恋の意味を、納得して演じたという。
「現場で監督が、『不倫っていうものはこういうものなんだ』っておっしゃっているのを聞いて、いちいちショックを受けていました(笑)。新しい深田恭子をとにかく出したいと言われましたね。もう監督に毎回喝を入れられて、役に入りきって、自分の身を削ってやっと撮影を終えた感じです。(完成を見て)自分の知らない自分がいましたね」
「夜明けの街で」は10月8日全国公開。
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