常盤貴子“わけわからない”筒井道隆と「ONE PIECE」で意気投合
2011年9月16日 15:07
[映画.com ニュース] NHK土曜ドラマスペシャル「神様の女房」の完成会見が9月16日、同局で行われ、主演を務める常盤貴子と筒井道隆が出席した。一代で松下グループを築いた“経営の神様”松下幸之助(筒井)と、その“神様”を生涯にわたり支え続けた妻・松下むめのさん(常盤)の姿を連続3回でドラマ化する。
常盤は「偉大な松下幸之助もひとりの人間だったんだと感じられるドラマ。家庭でどう苦悩し、いかに幸之助になったか知ることができる」と自信たっぷり。筒井も「(現場の)楽しい雰囲気が役柄に投影できていれば。今の時代にこそ、意義があるドラマ」と胸を張った。
二人三脚で夢にひた走る夫婦像に「すごくうらやましい。山あり谷ありだったからこそ、素晴らしい夫婦になれたのだと思う」(常盤)。一方の筒井は「きっと幸之助ひとりだったら、あそこまでの成功はつかめなかったはず」と常盤演じるむめのさんに最敬礼だ。
松下夫婦が暮らした邸宅「光雲荘」(大阪府枚方市)で、テレビ史上初のロケ撮影を敢行。ふだんは一般公開されない場所で、常盤は「それはそれは素晴らしい建物」とうっとり。同時に「さみしい気持ちにもなりました。ただ待つだけの日々はきっと孤独だったはず」と豪邸で夫の帰りを待ち続けたむめのさんに思いを馳せた。
ふたりの共演は今回で3度目。常盤は「1度目は私の初舞台。2度目は上海でご一緒しましたが、正直『筒井さん、わけわからない!』って印象で(笑)」。それでも今回は人気漫画「ONE PIECE」が共通の趣味だと判明したそうで「お互い煮詰まったときは、『ONE PIECE』の話題で盛り上がって、心の支えにしていました」(常盤)と舞台裏を明かした。
土曜ドラマスペシャル「神様の女房」は10月1日からNHK総合で放送。