「わが母の記」モントリオール受賞 樹木、役所らが喜びのコメント
2011年8月29日 13:18

[映画.com ニュース] 原田眞人監督作「わが母の記」が8月28日(現地時間)、第35回モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門審査員特別グランプリを受賞した。授賞式には、現地入りしていた原田監督の長男で同作の編集を担当した原田遊人氏と樹木希林が参加。壇上で樹木は「この映画の日本は今、原発という人災により、空気も壊れ、水も壊れかけています。私たちはこのような賞を頂いても、嬉しいような情けないような気持ちですが、こころして頂きます。美しい映画、と審査員に言われました。そういう日本でありたいと思いました」と感慨深げにコメントした。
樹木は授賞式後に、京都でともに新作を撮影中の原田監督と主演の役所広司に電話を入れ、朗報を伝えた。原田監督は「日本が元気のない今、明るいニュースが届いてとてもうれしく思います。すべての観客とその母親たちに捧げるつもりで撮りました。この家族のきずなの物語がモントリオールの皆様にも共感していただけたことが、光栄です。深い感謝をお伝えしたいと思います」。役所は「監督とともに喜びを分かち合っています。日本の家族の姿を世界の人々に見ていただけて、そして受け入れてもらえたことがとてもうれしいです」と受賞の喜びを語った。
同作は、国民的作家・井上靖が47年前に執筆した「わが母の記~花の下・月の光・雪の面~」3部作(講談社文芸文庫所蔵)をもとに、愛し続けることの素晴らしさ、生きることの喜びを描く、10年にわたる家族の物語。親子愛をテーマとし、時代に先駆け「老い」と「介護」の問題に焦点を当てている。
「わが母の記」は、2012年に全国で公開。
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