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香取慎吾「とっても幸せな気分」亀有で1日10回舞台挨拶

2011年7月21日 15:33

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1日10回の舞台挨拶を行った速水もこみち
1日10回の舞台挨拶を行った速水もこみち

[映画.com ニュース] 映画「こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!」の公開を記念した有料先行上映会が7月21日、主人公“両さん”のホームである東京・葛飾区のMOVIX亀有で行われた。“亀有スクリーンジャック”と題した試写会で、同劇場にある10スクリーンを文字通り占拠。主演の香取慎吾と共演する速水もこみちが、上映終了後の各スクリーンで計10回の舞台挨拶を敢行した。

“こち亀”の愛称で親しまれ、09年にはTBSが実写ドラマ化した「こちら葛飾区亀有公園前派出所」を、「週刊少年ジャンプ」連載35周年の今年、満を持して映画化。今回は主人公・両津勘吉(香取)と初恋の幼なじみ・桃子(深田恭子)との恋愛模様を軸に、警察庁長官の孫娘が誘拐された事件の謎を描く。中川(速水)、麗子(香里奈)、大原部長(伊武雅刀)らおなじみの派出所メンバーも勢ぞろいする

香取は「こんな形で一足先に映画を公開できて、とっても幸せな気分。亀有のクソガキもたくさん来てくれた」と両さん節で“亀有凱旋”に感無量の様子だ。10回目の舞台挨拶では「さっきはお客さんから、パンツの色を質問された。そしたらワシも中川もピンク色で、まさになでしこジャパン!」と告白。「この映画でみんなに元気になってもらえれば。皆さんの応援で、なでしこジャパンに負けない世界一の映画にしてください」とアピールした。

舞台挨拶には原作者の秋本治氏も登壇し「今回、松竹さんから映画化のお話があったのが何よりうれしかった。松竹で葛飾区といえば(「男はつらいよ」の)寅さん。両さんにもその後に続いてほしい」とシリーズ化に意欲的。香取は先日、山田洋次監督と対談したといい「僕が亀有に帰ると、地元の皆さんから両さんって呼ばれると話したら、監督が『渥美(清)さんも同じことを言っていた』っておっしゃっていた。作品も見ていただき、良かったと言ってくれた」と大御所のお墨付きに満足そうな表情だった。

昨年、俳優の織田裕二が主演作「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」の大ヒット御礼として、1日間で都内3劇場をめぐり、舞台挨拶に10回登壇した記録があるが、今回のように同一劇場での“10連投”は前代未聞。配給の松竹によれば、この日だけで約2100人を動員したという。

こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!」は8月6日から全国で公開。

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