桂三枝69歳誕生日に「六代桂文枝」襲名、反対の恩師・談志には陳謝
2011年7月16日 16:51
師匠である五代目文枝さんの大名跡を継ぐにあたり、「あまりにも大きい名前で、三枝への愛着もあり、悩みに悩み抜き(継ぐか継がないかで)何度も行ったり来たりした」という三枝。2年半ほど前、自らが文枝を襲名するという誤報が流れたころから考え始め、一門や上方落語の師匠、先輩筋、真由美夫人ら家族にも一切相談せず、ひとりで悩み続けていた。
その中で唯一、相談したのがデビュー当時から目をかけてもらっていた立川談志。昨年、入院中の談志を訪ねたところ「やめておけ。せっかく三枝の名前を大きくしたのだからずっと続けるべき」と諭され、一度は思いとどまった。だが、今年3月に五代目文枝さんの7回忌を終え、一門からも文枝復活を願う声があがり「桂派の源流で、時間をかけてつないできた名前。他の一門が継いだら、五代目に申し訳がない。年齢的にも今がギリギリ」と決意。所属する吉本興業の100周年イベントの核として、来年7月16日のなんばグランド花月を皮切りに数年かけて全国を回る襲名披露興行を予定している。
三枝は、「堂々と胸を張って、一点の曇りもなく襲名に臨みたい。平成の新しい文枝をつくろうと思います」と晴れやかな表情。だが、襲名を発表する前日の今月10日、体調が思わしくない談志との面会がかなわず、友人の毒蝮三太夫に伝えてもらったところ、「人生なりゆき。三枝より文枝のほうが良くなったのか。じゃあ仕方がない。勝手にしろ。三枝のバカヤロウへ」としたためたファクスが送られてきたことを明かし、「バカヤロウな三枝を許してください」と声を詰まらせるひと幕もあった。
45年間慣れ親しんだ三枝の名跡に関しては、文珍が襲名に色気を見せたが「継がせることは200%考えていません」ときっぱり。220作を超える創作落語を世に送りだしており、「三枝作の落語をいろいろな方がやってくださっているし、いずれは文枝が三枝をやるといった、いろいろな形で残していきたい」と意欲。さらに、「これからはバラエティ(「新婚さんいらっしゃい」)で、椅子からこけにくくなるのでテレビ局、吉本と相談します」と話すなど、随所で笑いをとることも忘れなかった。
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