「最後の喜劇人」伊東四朗、コメディ栄誉賞を受賞
2011年6月22日 06:01
[映画.com ニュース] 俳優の伊東四朗が、第4回したまちコメディ映画祭in台東でコメディ栄誉賞を受賞することが決定した。同賞は、笑いを通して人々に元気を与えたコメディアンらに贈呈される。これまでに小沢昭一(第1回)、コント55号(第2回)、故谷啓さん(第3回)が受賞した。
俳優、ミュージシャンとして知られるいとうせいこうが総合プロデュースを担当し、東京の下町である浅草、上野の魅力をコメディ映画を通じて伝える住民参加型の映画祭。9月16~19日、東京・上野恩賜公園野外ステージ(不忍池水上音楽堂)、上野東急2、浅草公会堂、浅草中映劇場の4カ所で実施される。
伊東は俳優として「しゃべれどもしゃべれども」「ゴールデンスランバー」など映画やドラマに出演するほか、バラエティ番組でコメディアンとしても活躍している。伊東が「亡くなった東八郎、渥美清、由利徹ら東京コメディの伝統を後代に伝えたい」と語っていることや、評論家の小林信彦氏に「最後の喜劇人」と評されていることが、受賞の決め手となった。
同賞の授賞式は9月17日、東京・浅草公会堂で行われる予定。