荒井萌、仲村みう、多田愛佳が連続ドッキリに悲鳴
2011年5月11日 11:16
[映画.com ニュース] 伊藤潤二原作の人気ホラーシリーズの映画化最新作「富江 アンリミテッド」の完成披露試写会が5月10日、東京・新宿バルト9で行われた。同作でメガホンをとった井口昇監督、荒井萌、仲村みう、「AKB48」「渡り廊下走り隊」の多田愛佳が舞台挨拶に出席した。
高校生の月子は、長い黒髪と左目の下にある泣きぼくろが印象的な姉・富江に負い目を感じていた。富江は月子の目の前で事故死してしまうが、1年後、突如として月子と両親のもとに戻ってくる。生前よりも妖艶(ようえん)さを増した富江は、月子や周囲の人間を狂わせていく。
お化け屋敷上映会と銘打たれたこの日、本編上映中に血まみれのメイクを施したキャストや、セーラー服姿の“富江”が場内を徘徊する趣向が凝らされた。企画を発案した井口監督は、「原作にあって今まで映像化されていないシーンやオリジナルの富江弁当を、1回やってみたかった」と述懐した。
ホラーは苦手だという荒井は、「叫ぶシーンがたくさん。毎回同じ叫びにならないように、監督と話し合ってやりました」。シリーズ史上もっとも富江に近いと絶賛の仲村は、「こんなクレイジーな富江は過去にいない。色気、笑い方は原作からそのまま出てきたと思えるくらい力を入れた」と撮影に臨んだ様子を語った。
また、井口監督が撮影中の怪奇現象について話していると、突然会場の照明が落ちるハプニングが発生。再び会場が明るくなると、荒井らの前に富江に扮した女性が現れ会場を盛り上げた。井口監督が仕掛けたドッキリに、荒井が泣きだしてしまうひと幕も見られた。
「富江 アンリミテッド」は、5月14日から全国で公開。