吉永小百合、被災地訪問し心痛
2011年5月11日 19:55
[映画.com ニュース] 手塚治虫原作の人気漫画を映画化した「手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく」の完成披露試写会が5月11日東京・丸の内TOEIであり、声優を務めた吉永小百合、堺雅人、観世流能楽師の観世清和、吉岡秀隆らが舞台挨拶を行った。この模様は東日本大震災で被災した宮城、福島を含めた全国14劇場で中継された。
5月9日に宮城県・名取市を訪問したという吉永は「まだ信じられないような光景が港にも普通の田畑にもありまして、本当に大変なことが起こったんだと思いました。私たちはこれから長くサポートしていかなければならないと強く感じました」と心痛な面持ちで報告。そして、「私は子どものころから映画によって励まされ、感動し、今、映画俳優として生きています、スポーツや音楽とともに映画が震災で傷ついた方のお心を少しでもいやすことができたら。元気になっていただけたらと今切に願っております」と力強く語った。
手塚治虫が10年間の歳月を費やした原作を、吉永小百合、堺雅人らが声優を務め映画化。身分の違いに悩むシャカ国の王子シッダールタの姿を、盗ぞくの少女ミゲーラたちとの交流を通して描く。
シッダールタの声を務めた吉岡は、「こんな僕がシッダールタを演じられたのがいまだに恐れ多い気持ちでおります。『ブッダ』が今を生きる私たちの心の糧になるよう祈っています」と恐縮しきり。森下孝三監督は、「ブッダというタイトルで宗教的なイメージを持たれると思いますが、ブッダを中心に生きる人々の命を描いた映画です。見終わられた後、お釈迦様との距離がかなり近く感じられるのではないかと思います」と観客に呼びかけた。
この日、黒谷友香、観世三郎太、尺八演奏の藤原道山も登壇。藤原が映画のメインテーマほか2曲を演奏したほか、主題歌を担当するX JAPANの「Scarlet Love Song」のVTRが流された。
「手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく」は5月28日から全国で公開。
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