長澤まさみ、小栗旬は「お兄ちゃん」
2011年4月13日 20:57

[映画.com ニュース] 山岳愛好家のバイブルと言われる石塚真一の人気漫画を映画化した「岳 ガク」の特別試写会が4月13日、都内で行われ、主演の小栗旬と長澤まさみ、メガホンをとった片山修監督が舞台挨拶に立った。
北アルプスを舞台に、山岳救助ボランティアの島崎三歩(小栗)の奮闘と、新人救助隊員の椎名久美(長澤)の成長と葛藤(かっとう)を描く。ふたりの共演は、「ロボコン」(2003)以来約8年ぶり。小栗は「まさみちゃんは、もともと人見知りなのかな。たまに会うたび、どんどんよそよそしくなって、最初は目も合わせてくれなかった」と述懐。それでも、「すぐに普通にしゃべってくれたので良かった。この8年で蓄積された『まさみちゃん、変わっちゃったな』という思いは一瞬で消えた」と胸をなで下ろした。
一方の長澤も、「作品を見るたびに印象が違うから、『小栗くん、変わっちゃったのかな』って(笑)。でも今回、共演してみて変わらない存在だとわかった。あこがれの先輩であり、追いかけたい先輩。まるで三歩みたいです」とニッコリ。撮影中は「お兄ちゃん」と呼んでしまったといい、「知らないうちに妹ができました」(小栗)。ともに過酷な登山トレーニングを積み、息の合った共演を実現させた。
もともと原作ファンだった小栗は、「お話をいただいて『なんで、おれなんですかね?』って。あまりにイメージが違って」と当初はオファーに戸惑いも。長澤は髪を30センチ切っての熱演で、「悪条件のなか、お芝居する場所を作ってくれたスタッフさんの気持ちに負けないように頑張った。役柄を通じて、命の尊さや自然の厳しさを感じ、自分自身の成長にもつながった」と感慨深げだった。
当初、3月23日に予定されていた完成披露試写会は、東日本大震災の影響で中止になった。小栗は、被災地へボランティアに赴いた友人のエピソードを披露し「自分に何ができるか考えながら、今日まで来た。この作品が前向きに一歩を踏み出す勇気になれば」。片山監督は「テーマは『生きる』。この作品の登場人物は皆、人のために一生懸命生きている人ばかり。被災地へのメッセージ、とまでは言わないが、映画が前に進む力になれば」と語った。
「岳 ガク」は5月7日から全国で公開。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー