板尾創路、後輩からの「上達した」にも余裕の笑み
2011年3月26日 19:57

[映画.com ニュース] 板尾創路の監督第2作「月光ノ仮面」が3月26日、開催中の第3回沖縄国際映画祭の長編プログラムLaugh部門で上映された。監督デビュー作「板尾創路の脱獄王」に続き、脚本(増本庄一郎との共同名義)・主演を兼ね1人3役を担う板尾は、出演の國村隼、矢部太郎とともに、宜野湾・沖縄コンベンションセンターで舞台挨拶を行った。
板尾監督が石原、浅野忠信と初共演を果たした同作は、敗戦の痛手が癒えぬ昭和22年が舞台。戦死したと伝えられた落語界のホープ・森乃家うさぎが、顔を包帯で包み一切の記憶をなくした状態で帰郷する。かすかな記憶をたどるように得意としていた落語“祖忽長屋”をつぶやくうさぎだが、かつての姿はそこになかった。
同映画祭に3年連続で参加となる板尾監督。今年は11日に起こった東日本大震災へのチャリティを目的としているため、コンセプトに「Yell(エール)」が加わった。「映画祭をやめることも正解だろうし、やることも正解だと思うんです。僕たちにとっては、やらないよりもやるほうが自分たちにできることはあるはず。沖縄からのメッセージがいっぱい届くように、最後まで一丸となって頑張りたい」と静かに語った。
國村は、「板尾創路の脱獄王」に続く板尾作品への出演となるが「監督・板尾から一緒にやろうと言われたら、いつでもやろうという気持ちですよ」と強い信頼感を寄せた。さらに、「監督と主演を兼ねているけどささくれ立った感じはいっさいなく、それは板尾さんの人柄なのかもしれないね」とニッコリ。矢部にいたっては「板尾さんはすごく大きな人。前作よりも上達しましたね」と上から目線で話し、これにはさすがの板尾監督も「やかましいわ、アホ」。それでも、「後輩からでもそんな風に言ってもらえるのはうれしいものですね」と余裕の笑みを浮かべていた。
「月光ノ仮面」は、2011年に全国で公開。
第3回沖縄国際映画祭は、27日まで。
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