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板尾“ザボーガー”、不慣れなアクション挑戦も納得の表情

2011年3月25日 14:02

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ザボーガーも沖縄に初上陸
ザボーガーも沖縄に初上陸

[映画.com ニュース] 井口昇監督、板尾創路主演の「電人ザボーガー」が3月25日、開催中の第3回沖縄国際映画祭の長編プログラムPeace部門で上映された。井口監督、板尾をはじめ、共演の古原靖久、山崎真実宮下雄也佐津川愛美電人ザボーガーが、メイン会場となる宜野湾・沖縄コンベンションセンターで舞台挨拶を行った。

1974年にテレビ放送されて人気を博した伝説の特撮タイトルを、「片腕マシンガール」「ロボゲイシャ」などホラーやアクションコメディに定評のある井口監督が、史上最高の製作費をかけて現代によみがえらせた。映画は、主人公・大門豊と電人ザボーガーのきずなを、「青年期の章」「熟年期の章」の2部構成でドラマチックに描く。

47歳の熟年ヒーローを演じた板尾は、オファーを受けた際は驚いたというが「台本を読んだら2部構成で無理がないし、こんなチャンスめったにないので一生懸命やらせてもらいました」と語った。アクション経験はほとんどないが、「なるべく自分でやるようにしました。ふだん足を高く上げたりもしないし、大きな声も出したりしないので、本当にやりがいがありました」と納得の表情。だからこそ、「こんなおっさんでもヒーローになれるんだということを、世のおじさんたちに届けたい」と訴えていた。

この日、上映されたのは、海外向けに製作された約1時間40分のバージョンで、今後日本では上映されない可能性が高いという。それだけに、「非常に貴重な機会。日本はいろいろあるけれど、皆さんに元気になってもらいたいと思います」とアピール。板尾はザボーガーから代弁を託され、「機会があれば被災地へ行って子どもたちに映画を見てもらいたいと言っています」と話し、東日本大震災の被災者へメッセージを明かした。

電人ザボーガー」は、今秋に全国で公開。

第3回沖縄国際映画祭は、27日まで。

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