ナオミ・グレース、映画初出演「誇りに思う」
2011年3月5日 14:31

[映画.com ニュース] 実在の化学者・高峰譲吉の半生を描いた伝記映画「さくら、さくら サムライ科学者 高峰譲吉の生涯」の初日舞台挨拶が3月5日、東京・銀座シネパトスで行われ、ナオミ・グレース、大橋吾郎、古村隼人、同作のポスターを手がけたイラストレーターの松下進、市川徹監督が登壇した。
明治時代、止血剤アドレナリンや消化剤タカジアスターゼの開発に成功した化学者・高峰譲吉の半生を描く。主人公・譲吉役に加藤雅也。映画初出演のグレースは、譲吉と米ニューオリンズで出会い、結婚するアメリカ人女性キャロラインを演じる。「日本にこんな素晴らしい方がいたこと、そしてその妻役を演じられたことを誇りに思う」と胸を張った。
松下の妻でもあるグレースは、「国際結婚は言葉の壁があり、夫婦間で誤解も起こるもの。キャロラインさんも大変だったはず」と感情移入。松下は「うちはケンカになると、妻は英語、僕は日本語で言い合う」と明かしたほか、今回手がけたポスターを「僕の代表作になりそう」と自信をのぞかせた。
大橋は三井財閥を形成した実業家を演じたが、「ナオミさんとのシーンは結構カットされてしまって」とぼやき節。市川監督は「編集はアメリカにいるスタッフ(横山智佐子)に任せた。あちらは編集権が強くって、私の権限が及ばない」と釈明。また、病に倒れる譲吉の助手を演じた古村は「台本に僕が死ぬ日が“5月8日”と書いてあって、ドキっとした。実は僕の誕生日なんですよ」と明かしていた。
撮影から2年。金沢、富山での先行上映を経ての東京公開に、市川監督は「とてもうれしい」と感慨深げ。幼少期から、町医者だった実父に高峰の功績を聞かされていたといい「父への思いをこめた作品でもある」としみじみ語った。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
星と月は天の穴
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
「アバターF&A」「ズートピア2」などが“500円”で観られる!
【正直、使わないと大損】絶対に読んでから映画館へ!
提供:KDDI
楓
【今年最大級に切なく、涙が流れた】双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「最高の続編」「2025年頑張ったご褒美みたいな映画」「メロすぎる」「全員みて」
提供:ディズニー
SNSで大炎上中
【非難殺到】「絶対に許すな」「町ごと滅べ」 些細な口論が…まさか 異常事態を総力取材
提供:ハピネットファントム・スタジオ