R・ポランスキー、セザール賞で監督賞を受賞
2011年3月1日 11:06

[映画.com ニュース] フランス映画の優秀作品を選ぶ第36回セザール賞授賞式が2月25日(現地時間)、仏パリで開催され、ロマン・ポランスキー監督が「ゴースト・ライター」で監督賞を受賞した。最優秀作品賞に輝いたのは、グザビエ・ボーボワ監督の「神々と男たち」だった。
ポランスキー監督は1977年、米ロサンゼルスで未成年の少女に対する性的暴行容疑で有罪判決を受け、フランスに逃亡。05年に米国から国際手配された。その後、09年にスイスでの映画祭参加時に身柄を拘束されたのち、10年に釈放されていた。「ゴースト・ライター」は、英作家ロバート・ハリスの同名小説が原作で、英国の元首相が回想録を出版するにあたり、そのゴーストライターとして孤島で執筆を始めた作家が、政界の陰謀に巻き込まれていく姿を描く。
「神々と男たち」は、96年にアルジェリアで起きた武装イスラム集団による、フランス人修道士7人の誘拐・殺害テロ事件を基にした作品で、第63回カンヌ映画祭でグランプリを受賞している。
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