天才子役・芦田愛菜、59才差の宮本信子は「格好よかった!」
2011年2月22日 15:37

[映画.com ニュース] 人気作家・有川浩のベストセラー小説の映画化「阪急電車 片道15分の奇跡」の製作報告会見が2月22日、都内で行われ、主演の中谷美紀、戸田恵梨香、宮本信子、南果歩、芦田愛菜、三宅喜重監督が登壇した。三宅監督は、「初監督にしてはおこがましい豪華キャスト。阪急電車の協力があって成立したし、この映画で関西を盛り上げていきたい」と熱く語った。
同作は、兵庫県の片道わずか15分のローカル線で交錯するさまざまな人生を描く物語。後輩に婚約者を寝取られたOL翔子(中谷)、彼氏のDVに悩む女子大生・ミサ(戸田)、息子夫婦と折り合いの悪い老婦人・時江(宮本)らが電車のなかで出会い、小さな奇跡を起こしていく。
東京出身の中谷は、「阪急電車の車両は、あんこと抹茶ときなこのような和菓子色で、エレガントでほっとする。たった15分の乗車時間に見知らぬ者同士が出会い、ほんの少し心のゆとりが生まれる温かい作品」と魅力を語った。元恋人の結婚式に純白のドレスで討ち入りする女性役は、「台本を読んだときは何て非常識なんだって思ったけど、私の仕事はやりたくてもプライドや人目があってなかなかできないことを、お客様の代わりにやることなのかもしれない」と女優業の醍醐味を語った。
兵庫出身の戸田は、「久しぶりに乗って子どもに帰るような気分でワクワクした。阪急電車には関東にはない独特の空気感がある」。中谷との共演は「子どものころからあこがれている女優さんなので、恐縮しちゃう。これからも付いていきたい」とがっちり師弟関係を結んでいた。
「私みたいに元気な女の子の役だったので、演じやすかった」と話す天才子役の芦田は、「宮本さんの関西弁の長いセリフが格好よかった。忘れちゃうくらいいっぱいお話した」と59才差の大女優と友好を深めたそうで、会場の笑いを誘った。宮本は、「最近は電車内のマナーがなっていないと聞いて、老婆心からすごく残念だなと思う」と問題提起した。
「阪急電車 片道15分の奇跡」は4月23日に関西先行上映、4月29日から全国で公開。
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