江口&蒼井W主演のパティシエ映画 サンタバーバラ国際映画祭で受賞
2011年2月7日 19:07
[映画.com ニュース] 江口洋介と蒼井優がダブル主演する「洋菓子店コアンドル」(深川栄洋監督)が、日本公開を前に、アカデミー賞の前しょう戦として注目を集める「サンタバーバラ国際映画祭」のアジア映画に特化したコンペ部門で上映され、イースト・ミーツ・ウエスト賞を受賞した。深川監督は「デビュー後、初めていただく賞が本場アメリカの映画祭となりました。認められてうれしいです。公開を前に緊張していますが、受賞をきっかけに多くのお客様に見ていただきたいと思っています」と喜びのコメントを寄せた。
スイーツ界から突然姿を消した伝説のパティシエ十村(江口)は、製菓学校の講師をしながらどんな有名店からの誘いも断り、その腕前を披露することはなかった。一方、鹿児島のケーキ店の娘なつめ(蒼井)は恋人を追いかけて上京、東京で評判のパティスリー「コアンドル」で偶然十村と出会う。そしてなつめは、「コアンドル」で働くことになり、十村が菓子作りをやめた理由も明かされていく。常連客の十村との出会いを通して成長する姿を軸に、夢をあきらめず人生を楽しむことの大切さを描く。
洋菓子店を舞台にした「主人公と彼らを取り巻く人々の苦悩と自分探しを描いた」ことが高く評価されての受賞。映画祭プログラムディレクターは、本作を「『洋菓子店コアンドル』は情熱的なキャラクターと、繊細な職人技と、スイーツを絶妙にブレンドした『おいしい!映画』だ!」と評している。
「洋菓子店コアンドル」は、2月11日から全国で公開。
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