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南果歩「息子がハグしてくれた」感動エピソードを披露

2011年2月5日 16:05

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感動の「ジーン・ワルツ」初日挨拶の様子
感動の「ジーン・ワルツ」初日挨拶の様子

[映画.com ニュース] 「チーム・バチスタの栄光」シリーズで知られる人気作家・海堂尊の長編小説を映画化した「ジーン・ワルツ」が2月5日、全国201スクリーンで初日を迎え、主演の菅野美穂田辺誠一白石美帆桐谷美玲片瀬那奈音尾琢真南果歩大谷健太郎監督、海堂が東京・有楽町の丸の内TOEIで舞台挨拶に立った。

顕微授精のスペシャリストである女医、曾根崎理恵(菅野)が、院長代理を務める廃院寸前の小さな産婦人科医院「マリアクリニック」で、国内ではタブー視されている遺伝子技術を用いた代理母出産を行ったと疑惑をかけられてしまう。日本の産婦人科医療の現実を浮き彫りにする医療サスペンス。菅野は「いつか母になりたいと思っていたが、今回は出産のシビアな面を知ったし、自分が周りの家族にどれだけ大切にされてきたかも実感できた。両親にありがとうと言いたい」と感無量の面持ちだ。

「撮影から1年以上、おなかの中にいた映画が皆さんの立会いのもと、外に出てくることができた」(田辺)、「映画が生まれる瞬間に立ち会ってくれて、ありがとうございます」(南)と登壇者らも映画の“誕生”に感慨深げ。また、南が“ある少年”のエピソードとして「今、15歳で反抗期なんですが、この映画を見て『感動した』と私をハグしてくれた」と語り、「その少年は、私が15年前に帝王切開で生んだ息子です」と明かすと、場内は感動の拍手に包まれた。

メガホンをとった大谷監督は、「皆さんにとって、一番大切なものを思い出してもらえる作品になれば。ジーンは遺伝子という意味。ぜひ遺伝子のつながった人同士で見てください」とアピール。海堂氏は、「私の原作が、こんな美男美女で映画化されるなんて」と恐縮しきりだった。

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