フルヌード披露のあんり、背中を押したのはマツコ・デラックス
2011年1月30日 16:59
[映画.com ニュース] 元「中野腐女子シスターズ」のメンバーだった金井あやが“あんり”と改名し、女優として再デビューを飾った「ADULT 24歳の恋」が1月29日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で公開初日を迎え、あんりをはじめ、共演の藤沢大悟、草野イニ、大橋沙代子が舞台挨拶に立った。
24歳・無職の多美子(あんり)は自分を変えるため、処女を捨てると決意。出会い系サイトで知り合った誠(藤沢)とラブホテルに直行するが、誠は同性愛者だった。ひょんなことから誠が尊敬するゲイ小説家・和也(草野)を探すハメになった多美子は、誠に対する恋心に気づき……。ヒロインの処女喪失を描いた同作で、あんりは5分間に及ぶ濡れ場にフルヌードで挑んでいる。
当初、ヌードにためらいを覚えていたあんりの背中を押したのは、偶然耳にしたマツコ・デラックスの「今は脱げる女優がいなくなった。女の生きざまを描くのに、セックスシーンがないのは不自然だ」という発言。「衝撃を受けました。これが運命なんでしょうね」と振り返る。
藤沢は初の同性愛者役に「不安もあったが、男性とも女性とも経験がないという設定だったので、少し気が楽になりました。思ったことを口に出せない性格は自分にも似ているかも」。舞台を中心に活躍する草野は、「長回しが多い撮影だったが、個人的にはやりやすかった」と本領発揮。グラビアアイドルの大橋は“今どきのギャル”を演じ「ギャル=渋谷109っていうイメージ。キャピキャピ、ガツガツすることを意識した」という。同劇場での公開は2月4日まで。同12日から大阪・高槻ロコ9プラスシネマでレイト上映。