土方歳三役の永井大、タクシー運転手から太鼓判
2011年1月27日 16:19

[映画.com ニュース] BS時代劇「新選組血風録」(司馬遼太郎原作)のスタジオ取材会が1月27日、神奈川県・緑山スタジオで行われ、土方歳三役で時代劇に初挑戦する永井大をはじめ、宅間孝行(近藤勇役)、豊原功補(芹沢鴨役)らが意気込みを語った。
変革期を迎えた幕末を舞台に、混乱を極める世の流れに逆らい“武士”であり続けることに情熱を傾ける男たち「新選組」の姿をダイナミックに描く。新選組副長の土方を演じる永井は、撮影を前に土方最期の地である北海道・函館におもむき「一本木関門でご挨拶した。おかげで背中を押された気がし、プレッシャーも消えた」という。地元のタクシー運転手からは「(土方役が)似合いそうだね」と太鼓判を押されたといい、「ぜひ僕が演じる土方のファンが増えてくれればうれしい」と気持ちを高めた。
宅間は「時代劇が減っていくなか、何とか面白い作品でたくさんの人、特に若い人たちに楽しんでもらいたい」。新選組の魅力は「成り上がりである彼らが、武士よりも武士らしく生きる姿」だと熱弁をふるった。一方、豊原は「芹沢は酒好きで女好き。品行方正でけがれのない僕がどう演じたらいいのか……」と笑いを誘い、「新選組は未熟ながらも政治を行った集団。僕は小沢一郎みたいな役。まあ、僕はどうせ死にますので」と最後までマイペースだった。
会見には辻本祐樹(沖田総司役)、前田亜季(美代役)、井上和香(お梅役)も出席。1月17日から24日まで撮影を行い、27日からはスタジオ収録。4月3日から毎週日曜日BSプレミアムで全12回にわたり放送される。
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