甲斐よしひろ、1日2回公演で「ジャニーズに負けない」
2010年12月19日 06:48

[映画.com ニュース] 音楽ドキュメンタリー「照和 My Little Town KAI BAND」の初日舞台挨拶が12月18日、東京・シネセゾン渋谷で行われ、「KAI BAND」の甲斐よしひろと田中一郎、ナレーションを務める俳優の大森南朋、フカツマサカズ監督が出席した。
日本の音楽シーンに多大な影響を与えた博多のライブハウス「照和」を原点に、ロック界の頂点に登りつめたKAI BANDが、今年4月に同所で敢行したライブの模様とバックステージに迫る。「海援隊」の千葉和臣や「ザ・ロッカーズ」の陣内孝則ら、「照和」出身アーティストへのインタビューも収録されている。
甲斐らが同所でライブを行ったのは、プロデビュー以来初めてのこと。キャパシティは60人前後で「狭いです。一歩前に踏み出すとお客さんがいるし、後ろを振り向けば松藤(ドラムスの松藤英男)とキスしそうになるし(笑)」。“凱旋ライブ”は3日間で全5公演。1日2公演こなす日もあり「前代未聞でしたよ。ジャニーズ事務所に負けないぞって気持ちで頑張った。(去年の)ツアーとは曲目も一新し、いい効果をもたらせてくれた」と振り返った。
ナレーションを務めた大森は、「僕でいいのかなって気持ちで信じられなかった。『ギター・マガジン』の田中さんの連載を読んで、練習していましたから」。収録現場には甲斐本人も見学に来ていたといい「冷や汗かいて、いつもより多めにかんでしまった」と述懐し、「ドアーズがジョニー・デップなら、KAI BANDは僕がやらせていただいた」と映画「ドアーズ まぼろしの世界」を引き合いに自信のアピール。甲斐も大森の大ファンで、「今の時代の濃厚な空気感を表現してくれた。監督の手腕も加わり、照和が時代にどういう役割を果たしたのか解き明かす面白い映画に仕上がった」と満足げだった。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント