エミネムが「8 Mile」続編のボクシング映画に主演
2010年12月16日 11:28

[映画.com ニュース] 米ラッパーのエミネムが、新作映画「サウスポー(原題)」に主演することが分かった。
同作は、エミネム演じるウェルター級のボクサーが、瞬く間にチャンピオンの座に上りつめた後、悲劇に見舞われ転落の人生を歩むが、娘のために再起をはかる姿を描く。
米Deadline Hollywoodによれば、2002年にエミネムが初主演を飾り大ヒットした半自伝的映画「8 Mile」(カーティス・ハンソン監督)の続編ともいえる作品になる模様だ。過去5年間でエミネムが経験した苦悩や挫折など、個人的体験が反映されたストーリーになる。
今年、アルバム「リカバリー」を発表したエミネムは、グラミー賞10部門にノミネートされ、完全復活を果たした。映画のタイトル「サウスポー」は、エミネムが左利きであることからつけられたそうだ。右利きのボクサーよりも困難が伴うサウスポーは、黒人アーティストが主流のヒップホップ界で特異な存在である白人のエミネムを象徴しているという。
ドリームワークスが製作、エミネムのビジネスパートナーであるポール・ローゼンバーグとスチュアート・パーがプロデュースを手がける。脚本家カート・サッターが直ちに執筆に着手し、11年2月までに草稿を書き上げる予定。
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