ノーラン監督「インセプション」エンディングのナゾを解明
2010年12月3日 18:45

[映画.com ニュース] クリストファー・ノーラン監督のSFアクション大作「インセプション」を見た人ならば、エンディングに仕掛けられたナゾに頭を悩ましたに違いない。この解釈をめぐって映画ファンの間で熱い議論が繰り広げられていたが、ついにノーラン監督自身が米エンタテインメント・ウィークリー誌に答えを明かした。
「インセプション」のエンディングで、念願の自宅に戻ったコブは自分がいる世界が現実かどうかを確かめるためにコマを回す。コマが永遠に回り続ければ夢の中、倒れれば現実というルールだが、その結果を確認するよりも先にコブは子どもたちのもとへ行ってしまい、画面は暗転してしまう。つまり、ハッピーエンドとなった結末が現実なのか夢の中なのか、その判断は観客に委ねられている。
ノーラン監督は、「インセプション」の公開後、これまでに発表したどの作品よりも、このナゾについて質問を浴びせられているという。「『あの場面でこう描かれていたから、あれは現実なんですよね?』とか、『ああいう場面があったから、あれは夢だってことなんですよね?』と聞かれる。でも、映画のなかにどちらか一方であることを指し示すヒントが含まれていたとしたら、それはぼくがミスを犯したということになる」
曖昧な結末こそ、ノーラン監督が意図したもの。「ぼくにとって、『インセプション』にはあのエンディングが最もふさわしいように思えた。最も適切な“キック”(夢からさめるための衝撃のこと)だと感じていたんだ。ラストシーンで最も大事なのは、そして質問に対するぼくの回答だが、コブがコマを見ていないという点だ。コブはあのとき自分の子どもたちを見ていた。彼はコマを捨てたんだ。それこそが、あの場面において最も大事なことなんだよ」
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