「ゲゲゲの女房」監督、吹石一恵に1000本ノックのような演出
2010年11月20日 13:09

[映画.com ニュース] 人気漫画家・水木しげるの妻、武良布枝さんのエッセイを映画化した「ゲゲゲの女房」が11月20日、23スクリーンで封切られ、主演の吹石一恵、宮藤官九郎、鈴木卓爾監督が東京・新宿武蔵野館で初日舞台挨拶を行った。
布枝夫人がつづったエッセイ「ゲゲゲの女房 人生は…終わりよければ、すべてよし!!」を原作に、お見合いで出会って5日後に結婚した水木夫妻が、ぎこちなさと貧窮にあえぐ生活のなか、ひたすら漫画を描き続けて支え合う姿を描く。
吹石は、「自分の子どもが成人式を迎えた気分」と感慨深げ。「半分以上は(宮藤と)目も合っていないので、撮影中は常に夫の姿をじっと見たり、感じ取ろうと集中していた。布枝さんは漫画を描き続けるしげるさんの背中を見続けたそうですが、私も宮藤さんの背中を信じ続けた」と振り返った。
宮藤は、「台本に脈絡なくワハハと書いてあって戸惑ったが、実際に水木さんにお会いしたら、そういう人だった」。鈴木監督について「的確でストレート。正しいことを必ず言ってくれた」と信頼を寄せる一方で、「吹石さんにはハードに演出していましたね。それに応える吹石さんもすごかった」と暴露。当の鈴木監督は、「吹石さんには体育会系のノリで、1000本ノックのように厳しかった。つらい目にあわせたかな……」と恐縮しきり。そして、「原作と出合って2年半。ようやく今日を迎えることができた」と万感の面持ちだった。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)