本木雅弘、今度はドラマで世界へ!「坂の上の雲」国際エミー賞候補に

2010年11月8日 11:46


国際エミー賞の受賞に期待
国際エミー賞の受賞に期待

[映画.com ニュース] 俳優・本木雅弘が主演するNHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」が、国際テレビ賞である「国際エミー賞」連続ドラマ部門の最終候補となっている。08年に主演映画「おくりびと」をアカデミー賞外国映画賞に導いた本木が、今度は「坂の上の雲」で世界からの注目を浴びることになるか――。受賞結果は、22日に米ニューヨークで発表される。

「坂の上の雲」は、司馬遼太郎のベストセラーをドラマ化。昨年から来年まで3年がかりで全13話を放送する超スケールの企画で、日本の近代化を夢見て明治時代を駆けた男たちの群像劇。今年は12月に第2部「友情編」が放送される。

5日に都内・NHKで行われた会見で、本木は「ちっぽけな人間が抱えきれないほどの期待や責任を背負って世界へ行く、そんな“人間の可能性”を描いた作品。だから、国際舞台でも評価してもらえたのでは」と、世界で認められたことを誇らしげに話した。

第2部では、本木演じる主人公・秋山真之は日清戦争後にアメリカ留学を経て海軍のエリートコースを歩み、その兄・好古(よしふる=阿部寛)も陸軍で台等するが、一方で同郷の俳人・正岡子規(香川照之)が短い生涯を終える。そして日露戦争に突入していく。本木は「明治という時代を生きた人たちのエネルギーがひしひしと感じられるはず」とアピールした。

また、17キロ減量して子規の最後のシーンに挑んだ香川は「医療指導の方に(減量後は)本当に病気になったと思われた」と笑わせ、阿部は「(第1部に比べ第2部は)また坂の上へと一段登っている」と自信をのぞかせた。他に菅野美穂藤本隆宏が出席した。

「坂の上の雲」第2部(第6~9回)は、12月5日よりNHK総合テレビで毎週日曜夜7時30分ほかで放送。(映画.com×文化通信.com)

【映画.com×文化通信】

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