トルコ新進女性監督、秘蔵っ子キャストに絶妙な配慮
2010年10月24日 15:57

[映画.com ニュース] トルコ映画「ゼフィール」が10月24日、開催中の第23回東京国際映画祭のコンペティション部門で公式上映され、主演のシェイマ・ウズンラル、ベルマ・バシュ監督、プロデューサーのビロル・アクババが会見した。
同作は、デビュー作の短編「Poyraz(原題)」が、2006年度のカンヌ映画祭短編コンペティション部門に出品されたバシュ監督の長編初監督作。夏休みを田舎の祖父母の家で過ごす思春期の少女ゼフィールのもとに、久しぶりに現れた母親は仕事で異国へ行くと告げに来ただけ。母を行かせまいとするゼフィールの決意の固さが、悲劇的な結末を導いてしまう。
バシュ監督は、「子どものころから日本の文化に興味があったので、こうして来られて夢がかなった」とニッコリ。ウズンラルも、「私よりも背の高いビルがいっぱい。素晴らしいところだわ」と無邪気に話した。
作品タイトル「ゼフィール」は“優しい西の風”を意味し、デビュー作「Poyraz」の意味も“北の風”だという。ウズンラルは両作に出演しているとあって、しばし笑顔で見つめ合うなど信頼関係は相当のもの。脚本も母親役にしか渡さなかったそうで、「子どもを厳しい現実から守るという意識を常に持っている。日々の撮影の中で断片的に切り出して、何が待ち受けているのか伝えなかったこともあり、リラックスした環境で臨めた」と説明した。
関連ニュース



映画.com注目特集をチェック

アマチュア
【最愛の妻がテロリストに殺された――】殺しの経験ゼロ、しかし“最高の頭脳を持つ男”の復讐が始まる
提供:ディズニー

HERE 時を越えて
【何だこのすごい映画は!?】まるで動かない「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 ラストの多幸感よ…
提供:キノフィルムズ

異常者×異常者×異常者…
【イカれた映画を紹介するぜ!】命令無視の異常者チームが無許可で大暴れ! ぶっ刺さる一作!
提供:KADOKAWA

絶対に絶対に絶対に“超ネタバレ厳禁”
【涙腺崩壊、感情がぐちゃぐちゃで大変】早く話したいから、お願いだから、みんな早く観てほしい。
提供:リトルモア

映画を安く観たい人、絶対にチェックして!
【映画2000円は高すぎる!!?】知らないと損な“1250円も安く観る裏ワザ”、ここに置いときます
提供:KDDI